はりこみ ― 2007/05/29 18:05

先日、「張込み」という映画をDVDで観ました
原作は松本清張
監督は「砂の器」など松本清張原作で多くの映画を残している
野村芳太郎です
佐賀出身者としては迂闊ですが、
仕事を切っ掛けに、やっと観る事が出来ました
なぜ”佐賀出身者としては”なのかと言うと、
舞台が50年前(昭和32年)の佐賀市だからです
劇中かなりの部分を佐賀でロケしているので
当時の佐賀の町が堪能できます
しかし、流石に半世紀前です
今の佐賀の町と被る風景はあまり有りません
佐賀に生まれて四十数年、
そんなボクでも見た事のない街並みに懐かしさはなく
でも、映画の中の風景は(演出の力も大きいでしょうが)
とても魅力的で、
それが今の佐賀から失われてしまっている事に
切ない気分になってしまいました
それでも、よく観れば県庁や松原神社、護国神社など
今でもお馴染みの建物を見つける事も出来ます
お話も、主人公の刑事を通して語られる”女”の恋と現実が
とても切なく画かれていて、良い映画だと思います
自分の知らない佐賀、自分の知っている佐賀
それを探したり確認したりする楽しみ方も出来るし、
普通に映画としても楽しめるし、
佐賀の人なら色んな楽しみ方が出来ると思うので
観た事の無い方は、お奨めですよ
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