土曜の朝2008/03/01 03:05

交差点(コンタ)

走ってきました

Syrup16gの「手首」を歌いながら走りました

「手首」は封印された曲と言えるかもしれません

ベストにも入らなかったし、ここ何年もライブでも聴かないし…

しかし、全てのルーザーに言い訳を許さない、
逃げ道を塞ぐ様な詩に、救われた人間は沢山居ると思います



”くだらない事
言ってないで
早く働けよ
無駄にいいもん
ばかり食わされて
腹出てるぜ

新しいもんは
何もないさ
目に写るものは
すべてもうそこにある
多分ある
見たことあるぜ

苦しまぎれの
愛つかんで
ぬるい生活に
ただれる魂よ
それにまた
しがみつくのさ

誰もお前を
気になどしていない
身代わりなら
うなる程いる
だから心配すんな

ジーザス ジーニアス
キングオブフリーダム
一生懸命生きている私に
どんな罪があるんですか?

いっぱいあるさ
死ぬ程あるさ
っていうかお前は
何でそこにいる

そんなんねえ
言われたって
手首
切る気になれないなあ
もうだって
両手は
とっくに
血まみれのままさ”



ボクはこの歌を初めて聴いたとき、聴きながらドキドキしました

「イテテ‥キツイこと言うなぁ‥」

でも、聴き終わった後に
不思議と気持ちが楽になったのを覚えています

突きつけられて初めて受け入れられることもあります


”いかに自分が世界にとって取るに足らない存在であるか‥”


昔居た会社でボクは
「オレが辞めたらこの会社は潰れてしまうかもしれない…」
と思い込み、こなしきれない仕事の量とプレッシャーに
ボロボロになりながらも辞表をが出せずにいた事があります

でも、結局は心が折れてしまい、
その会社から抜ける事になるのですが
ボクが辞めて十数年、未だにその会社は存在しています(笑)

そういう事なのです

ボクの代わりはいくらでもいる…だから、無理に続ける事はない

その事実が、ボクを楽にしてくれました


自分は特別な存在じゃない

そして、誰も無罪じゃない


その事が、ボクの救いです




30分ほどの走りでした

まだ、全然本調子じゃないけど、いい汗をかきました

走り終わって、アパートに戻った時には午前様


”土曜日なんて来るわけない”


実感がないままに‥
でも、最後の土曜日は来てしまいました



いっそのこと、今日のラストは「手首」で締めてくれないかな

最後の最後に「これでもくらえ!このクズ野郎!!!」って(笑)


それぐらいがシロップらしくていいのね…


やさしく終わってくれるより、その方が救われる気がします





取りあえず………寝よう……

                                 ・