AERA2009/05/12 17:23

AERA 宮本浩次(エレファントカシマシ)インタビュー (コンタ)




通勤前


寄ったコンビニの雑誌コーナーで赤い表紙に目が留まる

蜷川実花が表紙のAERAでした

蜷川実花にはそれ程興味はありませんでしたが、
気になったので雑誌を手に取り、目次を見てみると
”エレファントカシマシ”の文字が

買ってしまいました





「結局生きるって、義務を果たしながら、
自分のその時の場所を探し続ける事位しかないんですよね

”僕は何の係りだろう?”と探していく。
それが一番つらくて、難しいんですが‥‥‥。

僕のマンションの管理人さんは毎朝6時に起き、
ゴミを分別し、窓をピカピカに磨く。
その人にとっては自然な事なんだろうけど、
手紙を書いて感謝を伝えると、すごく喜んでくれた。
誰だって自分の役割を確認できると嬉しいじゃないですか。」




AERA 宮本浩次(エレファントカシマシ)インタビューより





ボクは何の係りだろう‥?

それを、ずっと探し続けてきた気がします


今は、少しだけ、自分の役割が見えてきたかな

勘違いかもしれないけど(笑)


何年かすれば、また違う係が待っているなら
それはそれで良いです



                                   ・

宮本謝罪2009/04/22 13:52

宮本直筆謝罪文



エレファントカシマシの宮本浩次が公式サイトで謝罪
http://news.livedoor.com/article/detail/4120828/
宮本浩次の直筆で書かれた謝罪文の内容は次のとおり。

※※※ ※※※

四月十八日のラジオ番組中の発言について
ラジオの生放送中に、突発的にかなり激しい言葉で
僕は怒りをあらわしました。
リスナーの皆さん、及び番組関係者の皆さんには、
本当に不快な思いをされた方も多かったと思います。
どう考えても、僕の思慮が足らず、軽率でした。
申し訳ありませんでした。
宮本浩次

※※※ ※※※
番組では、鈴木万由香がエレファントカシマシが4月29日に発売するニューアルバム「昇れる太陽」の感想を、「今回のアルバムというのは、聞くたびに印象が変わっていって、なんて言うんでしょう、オードブルもサイドディッシュもないフルコース…メイン!メイン!メイン!メイン!みたいな。ちょっとパッと聞いた感じで、『うわっ食べにくい』というような。でも実際飲み込んでみると『こんなに美味しいものはないや』という」と表現した際、「食べにくい」という言い回しに宮本浩次が激怒。「失礼なやつだな、こいつは」「このバカ」「気をつけろ、このドアホ」などと発言し、ネットで騒動となっていた。





まあ大人気ないけど、宮本らしくていいジャン


…何て言ったら、怒られちゃうんでしょうね…(苦笑)



でも、鈴木万由香、例えヘタだよ…

気の利いた事を言おうとして失敗してます

結局、何を例えたかったのか分からないしね

メインディッシュばかりで飲み込みにくいって?

宮本が引っ掛かった「食べにくい」には、
ボクも引っ掛かりました

「昇れる太陽」はCMソングや映画の主題歌など、
メロディアスで詩もストレートな、
ポップでキャッチーな曲が多く入っています

他の曲を聴いていないので断言は出来ませんが、
少なくとも、エレカシの中ではとても「食べやすい」と言える
アルバムになっているのではないでしょうか

宮本の中にも、そういう思いがあったから、
DJの発言にショックを受け反発をしたのかもしれません


それにしても、DJは気の強い人なのでしょうか?

「喧嘩売られてます?」

は、あの状態の宮本に言っちゃいけない言葉でしたね

宮本が必死で堪えようとしているの気付かなかったかな‥


宮本だけが謝罪させられるのは、正直おかしいと思う



                                     ・







鈴木万由香嬢もブログで謝罪(反省?)していました


http://www.morinobuna.com/blog/
※※※ ※※※
4月21日  お詫び

4月18日、FM番組にてエレファントカシマシの宮本浩次さんとご一緒させて頂きました。その放送内容に関して、多くの方々をお騒がせしてしまったことを心苦しく思っています。申し訳ありません。

あれからずっと考え続けています。どこでボタンを掛け違ったのか。

私はエレファントカシマシが好きです。ニューアルバムを何度も聴いて、一人でも多くの人に届けたいと思いました。「エレファントカシマシの新譜、いいです。とにかく聴いてみてほしい」という気持ちでいっぱいでした。そのためには、ただ「いい」と連呼していてもダメだ。宮本さんとも本気で向き合わなければ…、と。しかし今思い返してみれば、その力みが何かを歪めてしまったのかもしれません。

ひとことで云うならば、私の心の弱さです。

宮本さん、そしてリスナーのみなさまに心からお詫び致します。また沢山の方にご心配いただきまして、とても感謝しています。ありがとうございます。
これからも目をそらすことなく、皆様からの助言を参考に頑張っていきたいと思っています。

                               鈴木万由香
※※※ ※※※




お互いのアルバムに対する思い入れの強さが、
二人を擦れ違わせ
逆に不幸な結果を生んでしまったのかもしれませんね

だとしたら、尚更悲しい話です…

こんな騒ぎになる前に、
収録後に本人同士で話が出来なかったでしょうか

本人達の思いとは違うところ(ネット)で騒ぎが起き
大事になってしまったのなら残念です

この騒ぎがアルバムの正当な評価を妨げるような事に
ならないよう祈るばかりです


                                  ・

桜の花、舞い上がるセットリスト2009/04/11 23:50

「桜の花、舞い上がる武道館」エレファントカシマシ(パワショ)



エレファントカシマシ

『桜の花、舞い上がる武道館』
09.04.11


1 新しい季節へキミと
2 この世は最高!
3 今はここが真ん中さ!
4 デーデ
5 未来の生命体
6 風に吹かれて
7 さらば青春
8 甘き絶望
9 悲しみの果て
10 男は行く
11 リッスントゥザミュージック
12 昔の侍
13 シャララ
14 珍奇男
15 It’s my life
16 ハナウタ~遠い昔からの物語~
17 to you
18 絆
19 笑顔の未来へ
20 桜の花、舞い上がる道を
21 FLYER
22 俺たちの明日

ENCORE
23 今宵の月のように
24 風
25 流れ星のやうな人生
26 ファイティングマン


                                    ・

桜の花、舞い上がる2009/04/11 23:03

「桜の花、舞い上がる武道館」エレファントカシマシ(コンタ)



よく晴れた、初夏のような陽気の土曜日

エレファントカシマシの日本武道館ライブでした


御不幸事で、前日になって妹ちゃんがドタキャン

ジタバタしましたが、カズさんに行って貰える事になって
何とかチケットを無駄にせずに済みました


エレカシ自体は確か三度目の武道館

しかし、ボクが武道館でエレカシを観るのは初めてでした

昔、吉祥寺の小劇場で、
観客全員体育座りというライブをやっていたエレカシが
日本武道館でライブを普通にやってるなんて
不思議な気分です

ライブタイトル「桜の花、舞い上がる武道館」通り
桜の花が舞う中、武道館へ入っていくのを期待したのですが
御堀の桜も殆ど散ってしまっていて
一部くらいしか残っていませんでした

残念だったけど、
微かに舞う桜を探しながら武道館への道を歩きました


中に入ると会場は満員です

Birthdayの武道館ライブの時は
三階席の上の方をクローズドにしていてズルしてましたが
エレカシは上の方まで満員で、驚きでした

(ゴメンよ、侮ってた!)


会場の照明が消え、OPの曲が流れ出します

メンバーが入ってくると、バンドセット後方の緞帳が開き
すると其処には、二十人近くのストリングス

そして始まった曲は”新しい季節へキミと”

ストリングスをバックに演奏される曲は
とても壮大な広がりで会場に響き感動的な幕開けです


このポップで春の日差しが似合う曲の次に始まった曲は
何と「この世は最高!」(笑)


”この世がどうにもならないぐらいは誰もしってらぁ

それでもやめられねぇぜ殺されるまでは

お前のウソもあいつのウソも全部見通しだ

かまわねぇやってくれなんでもいいから俺を踊らせろ”


今のエレカシを象徴するような”新しい季節へキミと”を
一曲目に持ってきておきながら
その次に、隠れた名曲で初期のエレカシらしい攻撃的な
「この世は最高!」を持ってくる辺りは
宮本のバランス感覚でしょうか

この曲で会場のボルテージも上がります

そして何と石君が、
自らステージの前に出てギターを弾いたりします!!

凄い、宮本に押し出されても、
直ぐに定位置に戻っていた石君が…(感涙)

うーん…宮本に強く指導されたのかも…?(笑)

この後も
「笑顔の未来へ 」「 桜の花、舞い上がる道を 」「絆」
「 俺たちの明日」「ハナウタ」「リッスントゥザミュージック」…


「リッスントゥザミュージック」は、この日参加していた
金原ストリングスの代表である金原さんと
もう一人笠原さんの二人の弦を加えての演奏

金原さんの弦を切りながらの熱演もあって、
ライブならではの盛り上がりで、素晴らしかったです


この3年ほどにリリースされたポップな曲を中心に
「デーデ」「」「男は行く」「珍奇男」など挑発的な曲
「 シャララ 」「昔の侍」などのマニアックな曲を
織り交ぜる形でライブは構成されてました

大衆性と攻撃性、両方あってのエレファントカシマシ
そのバランスが上手く纏まったライブで、
どの世代のファンにも
満足できる選曲になっていたと思います

そういえば、サポートメンバーとして、
ギターとキーボードが入って、6人編成でした
これは、武道館用?
それとも最近のデフォでしょうか?


「悲しみの果て」は嬉しかったな…

個人的に最も意外で嬉しかった曲は「男は行く」です


”俺はお前に負けないが

お前も俺に負けるなよ”


実は、ずっとエレカシはこれしか歌ってないかもしれません


「クソみたいに思い通りにならない世の中

それでも、俺は負けないぜ!

だからお前も負けるなよ!!」


「男は行く」も「ファイティングマン」も「ガストロンジャー」も
「俺たちの明日 」も…

結局、歌っていることはそういう事

その事を、最もストレートに「男は行く」は歌っていて
ボクは大好きです

それまでは、どちらかというと
穏やかに愛想良く振る舞っていた宮本が
この歌の途中で石君に

「俺の隣に来いって言ってっんだよ!!」

と怒鳴り、会場に緊張感が走ります

しかし、それはつまり、

「俺に負けるなって言ってんだよ!!」

っという石君へのメッセージ

この歌の時に、お前が前に出て行かなくてどうする!?

そういう宮本の思いが、苛立ちとして出たように思いました


この時に、昔と変わらぬ、尖った宮本を観た気がしました


そこから、ステージ両脇に接地されたモニターを
気にし出すと、其処に映し出された宮本のアップは
どんな唄の時にも、目をひん剥いていて
その表情は、ライブハウスで歌っていた時と
何も変わらないように見えました

それは、ボクのような古いファンには嬉しい事でした…

それからも石君は、宮本に指示されたり、
自分から率先したりしてステージを動き回ります

いつの間にか彼のスタイルとして定着した
ガニ股でギターを抱えたまま、(時に内股になったりしてw)
変な生き物のように移動していました

きっと、あのガニ股で目をひん剥いてギターを弾くのが
石君の”負けるもんか!!”の表現なのでしょうね


終盤、「はなうた」辺りからは怒濤のポップソング攻撃

「絆」「笑顔の未来へ 」「桜の花、舞い上がる道を」…

そして、本編ラストは「俺たちの明日」


ロックファンの慰み者と言われてた時代がウソのような
世代を超えて、愛されて行くであろう名曲達

しかも、全部この2・3年の内に発表された曲ばかりです


宮本はスゴイヤツです…


その才能が、大衆のロックとして開花し、
いつの間にかエレカシは名実ともに
メジャーなロックバンドになっていたんですね

日本武道館というキャパに、
全く遜色のないスケールのバンドです

オジさんは昔このバンドを下北沢のライブハウスとか
吉祥寺の300人も入らないような
小劇場で観ていたんだよ…(感涙)




アンコールの一曲目は「今宵の月のように」でした
エレカシが初めて大衆性を獲得した曲です

大好きな曲ですが、正直、今のエレカシにとっては
過去の名曲でしかなく、特別な曲ではないのかも…

そう思い、今日は聴けないかなって、諦めかけていました

だから、イントロが流れた時は、とても嬉しかったです

やはり、エレカシにとっても特別な曲なのでしょう


その後に演ってくれた「風」も
まさか聴けると思ってなかったから嬉しかったな…


大ラスの曲は「ファイティングマン」

この曲で〆るところがエレカシらしいですね
それが嬉しい〆です


もう一回くらいアンコールあると思ったんだけど、
これで終わりでした

短く感じたけど、時計を観たら三時間近く経っていました


欲を言えば「ガストロンジャー」が聴きたかったけど
納得の行く三時間でした



                                    ・

コール アンド レスポンス2009/04/09 16:45








人の頭を踏んづけ続け、その痛みを理解しない人達

そういう人達に限って自分の痛みはことさら主張する

踏まれ過ぎた人は、
何故だかいつも自分が加害者な気がして
痛みを堪え続ける…

声を上げて痛がるヤツほど、実は被害者じゃない

本当の被害者は声も出せないで終わっていく人達







”えーご承知のこととは思いますけれども
ここで神の意志を発表させて頂きます。
えー発表します。全員死刑です。”


    コール アンド レスポンス / エレファントカシマシ







全くの被害者も加害者もありえない

みんな何処かで何かしら、罪を犯しながら生きている

そりゃ、神様からすれば、人間なんてみんな有罪
死刑と言われてもしょうがない


でも、ボクらからすれば神様、
あんたも死刑だよ







でたらめでもなんでもいいんだ

胸を張ってさ そう 

出かけようぜ















「負けるなよ そうさ 
オマエがいつかくれた優しさが今でも宝物
でっかく生きようぜ! 誓った遠いあの空
忘れないぜ そうさ 今も同じ星を見ている」







「さあ でかけようぜ」 
  






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