かれのわがまま ― 2006/05/03 00:58

高円寺SHOW BOATで行われた[ 彼のわがまま ]という
ライブイベントに行ってきました。
彼ってだれ?とツッコミを入れつつ
PaperBagLunchboxが出るというので
仕事が押しててヤバイ状況の中を
無理して行ってしまいました。
共演のバンドが他に3バンドあったのですが
どれも知らない名前です。
とにかくPaperBagのライブが観たかっただけなので、
それを観たら帰るつもりでした。
しかし、他のバンドも個性的でつい最後まで観てしまいました。
(確かにみんな”わがまま”かも)
インディのジョイントは、当たり前ですが絶対メジャーでは
あり得ないパフォーマンスが魅力です。
この日も中央線界隈限定みたいなバンドばかり。
外す時は辛いのですが、今回は当たりでした。
楽しかった。(CDまで買ってるし)
で、かんじんのPaperBagLunchbox。
これがヤバかった。
何がヤバイって vo/g の中野がです。
まるで、落ちつきのない女形みたいにくねくねと
ステージ上を動き回る姿はモリッシーもまっさおで、
思わず「モチツケ…」とツッコミの一つも入れたくなります。
しかも歌っている顔はクスリでもキメてんのか?と
勘ぐりたくなるくらいに恍惚としていて
外で会ったら迷わずツウホウします。
ドラムの娘が告知をしている間もひとりでぶつぶつ歌ってるし
自分の世界に入りっぱなしでした。
確実に変態です。
(でも、それは大事なこと)
美しいメロディーを作り出す人間は
ゲイでハゲで変態にきまってます。
(へんけんです)
中野もきっとそうです。
(おくそくでモノを言ってます)
素敵です。ただ者じゃありません。
他のメンバーはというと
ベースは恥ずかしがり屋なのか、他人に興味がないのか
ライブ中ほとんどはアンプと向き合いぱなしで
淡々と弦をはじいています。
キーボードもエフェクターを操るのに忙しいみたいで
顔を上げません。
(みんな中野を見ないようにしてるのかもしれません。)
ドラムの娘は、まるで手際の良いラーメン屋が
麺のお湯を切るようにスティックを振り下ろしていました。
MCを担当しているところをみると
彼女が一番外向的なようです。
(がんばってほしいものです…)
演奏中にメンバーどーしがアイコンタクトを取ったりするような
バンドらしい絡みはなく、各自が自分の世界に入っていて
一見バラバラで協調性のない演奏に見えます。
しかし、聞こえてくる音は一体感があって圧倒的です。
そして、気持ちよく共鳴しあう音像は
ボクの気分を浮遊させてくれました。
残念なのは一曲一曲が長いので4バンドのジョイントだと
曲数が聴けない事です。
(この日は確か4曲。持ち時間は30分くらいでしょうか)
ワンマンは無理でもせめて持ち時間が1時間くらい
もらえるイベントに出てくれるとうれしいですけど。
何にしても
中野のパフォーマンスにも
(動き回るからメンバーにいつかぶつかるんじゃないかと
はらはらしました。)
バンドが出している音のパフォーマンスにも
ライブハウスのキャパは小さすぎるように思いました。
クアトロぐらいのキャパで観てみたいですね。
(夏の野外いフェスティバルとか出てくれるといいな。)
でもこんな小さいキャパで、余裕で観ていられるのは
今のうちだけかもしれないので
出来るだけ出かけていきたいと思います。
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